「100日間。100件の委託。」Serif は、COVID-19 (コロナウィルス) のサポートプロジェクトの詳細を
Affinity Photo、Designer、および Publisher の開発者 Serif は、クリエイティブ業界に対する COVID-19 の影響を緩和するための取り組みの一環として、100人の寄稿者から作品を買い取ることにし、今回その仕組みの詳細を発表しました。
グローバルなパンデミックによって影響を受けた写真家、デザイナー、芸術家、およびその他のクリエーターを支援することを目指して、先週3つの対策が明らかにされましたが、これがそのうちの1つになります。
Serif は今後3か月間において、1年間の委託料に等しい予算を、「100日間。100件の委託。」のために支出します。そして、その焦点は、クリエーター達に新しい作品を作成することを呼びかけるのではなく、それよりもむしろ彼らに既存のプロジェクトを使用するよう呼びかけることに当てられます。
Serif のマネージングディレクター Ashley Hewson は次のように言います。「大原則として、当社はまったく新しい作品の創作を目的として努力してくれと頼むことはしません。短期間で無理な頑張りをして欲しいというわけではないのです。」
「当社は、Affinity のアプリで作成された現実世界のプロジェクトを常に探しています。また、当社は、多くの人々がキャンセルされるにすぎなかったプロジェクトに取り組んだことがある、ということも知っています。あるいはまた、実行されなかったプロジェクトや、楽しみのためにだけ行われた何かについての経験をお持ちかもしれません。」
「そうしたものこそが、当社がライセンスを与えたいと思って探している作品なのです。ですので、寄稿者は時間を無駄にすることなく新たな作品のための準備を進めてください (本当にやりたいことだけをしてください)。クライアントがかつてキャンセルしたものでも、お金になるものになる可能性があります。」
Serif が大いに期待するものの例としては下記のようなものがありますが、これらに限るわけではありません。
- チラシ、パンフレット、雑誌、報告書および本のレイアウトなど Affinity Publisher で作成された印刷物
- Affinity Designer で作成されたイラストレーション、グラフィック、および UI のデザインプロジェクト (ウェブサイトやアプリのレイアウト、アイコン、ロゴ、およびパッケージを含む)
- ポートレートレタッチ、合成物、多焦点合成、天体写真、パノラマ撮影、HDR (ハイダイナミックレンジ)、ファッション、そして製品写真など、Affinity Photo で作成されたプロジェクト。
申請書は4月20日月曜日の午後12時(英国夏時間)までに提出する必要があり、各参加者が申請できるのは1つのプロジェクトに限られます。また、ブランディングは、提出前にフィクション化する必要があります。詳細はhttps://affin.co/WeWantToHelpをご覧ください。
また、Serif は、すべての人に90日間 Mac または Windows の PC 上で Serif のクリエイティブなアプリのスートを無料で使用することを許可します。また、むしろアプリを購入して自分のものにしたいというユーザーを対象に50%を割引します。これには iPad のバージョンも対象になります。価格は1回限りの支払いを対象にしたものであり、サブスクリプションの義務はありません。